脂肪溶解注射

非手術型の脂肪溶解注射(メソセラピーダイエット)は、皮下脂肪が多い部分に薬剤を注射をして脂肪を分解、溶解させる治療ですが、メスを使わない施術ですから、不安や恐怖感は不要で施術時間は5分程度と短いことが大きなメリットになっています。

 

つまり手軽だということですが、それでも薬剤はそれぞれ各人に対して個別に調合されたものを使用します。この薬剤が脂肪細胞に浸透していき、脂肪細胞の核に作用して脂肪細胞自体を溶解していきます。

 

溶解された脂肪細胞は血中で吸収され、体外へ排出されていきます。脂肪に浸透させて直接働きかけるので、結果として肌の表面がデコボコになりにくく、どんなダイエット法でも改善が困難なセルライト状の脂肪塊にも効果があるとされています。

 

食事によるダイエットより優れているのは、不必要な皮下脂肪を取り除く治療なので、リバウンドの心配が少ない点です。

 

注射液の主成分はアミノ酸ですからアレルギー等に問題が無ければ、基本的に無害で安全です。脂肪細胞数は一定ですから、肥満部分の脂肪細胞が溶解消滅すれば、絶対数が減少するので部分痩せが可能となります。

 

効果は、脂肪の量、年齢などによって個人差がありますが、施術後約1週間して脂肪が硬くなり、約2週間後から柔らかくなっていき、解けた脂肪は徐々に体内に吸収されていきます。

 

しかし、10人に1~2人位は全く効果がないということで、2回、3回注射を行っても効果が認められない場合は、1回で確実に効果のある脂肪吸引をお勧めすることになるでしょう。

 

「脂肪吸引と脂肪溶解注射どちらがオススメ?」という問いには、各人の特性を考慮して方法をベターな方を選択することになると言っておきましょう。